マタタビ

猫が喜ぶ植物として有名なマタタビ

マタタビは、日本の北から南までかなり広い範囲にわたって存在する植物ですが、主に山あいや谷部に生えていることが多いので、都市部に生活している人はマタタビが自生しているのを見るのは難しいと言えます。
しかし、マタタビは昔から猫が喜ぶ植物としてよく知られていて、そのため知名度が高いという特徴があります。
マタタビにはネコ科の動物にとって魅力的な成分が含まれていますので、猫だけでなくライオンなどのネコ科の動物全般にその効果が認められています。

環境にもよりますが、5メートルくらいまで樹木が成長することもあって、山あいの樹木としては比較的大きな木となります。
葉は10センチから15センチくらいの大きさで、先がとがっていて周りがギザギザになっていますので、すぐに見分けることができます。
花は梅の花に似た形をしていて、下を向いて咲くという特徴があります。

実は食用にも用いられることがある

たいていの人にとってはマタタビというと、猫が喜ぶ植物という認識くらいしかありませんが、山あいに住む人はマタタビを様々な用途に活用しています。
マタタビはどんぐりに似た実をつけますが、食用に適した実となっていますので、地方によって様々な使い方がなされています。

たとえば、味噌に漬けたり塩漬けにしたりして、保存食として利用されているところもあります。
生で食べることもできますので、新鮮なうちは生食用の果実として利用されることもあります。
独特の香りがあり、多少の辛みがある実として、他にはないととても特徴的な味ですので珍味として好む人も多くいます。

また、果実酒に実が使われることも多く、焼酎などに漬け込んで利用します。
マタタビ独特の香りが果実酒としての魅力を引き立てるものとなっていますので、様々な地方でこうした使い方がなされています。

体を温める効果があって冷え性の人にぴったりのマタタビ

マタタビの実は漢方薬としても用いられることがあり、特に体を温める効果があるとされています。
生薬として用いられることも多いですし、果実酒として作られそれを飲むことによって、冬季などの体が冷えやすい時に飲むことによって風邪を予防したり、免疫を高めたりするすることができます。
また、定期的に服用することによって、冷え性を改善するという効果もあるとされていますので、女性にもよく利用されています。

このように、マタタビは知名度は高いものの、それほど一般的な植物ではありませんが、実は様々な用途に使用することができる、とても有用な植物であると言うことができます。
山間部では地方によっていろいろな利用のされ方をしていて、食用や薬用など、かなり広い範囲にわたって使われています。