マツタケ

希少性の高いきのこ

きのこ類は、私たちが名前を知っている種類の場合、そのほとんどが手頃で家庭の食卓に取り入れやすいものが多いですが、知名度が高いけれど価格も高いきのことして「「マツタケ」が挙げられます。
マツタケは人工栽培が難しく、自然栽培でも量を確保することができないため希少価値が高く、その分お値段も高いです。

昔はマツタケというと国産か中国産が中心でしたが、最近ではカナダ産のマツタケをスーパーで見かけることがあります。
けれど、マツタケを食用としているのは日本と中国だけなのだそうです。
中国産のマツタケはたくさん見かけますが、国産のほうが香りが高く、歯ごたえがよいと感じている人もいます。

マツタケの特筆すべき点は、やはりその香りです。
また歯ごたえがよいのも特徴で、網焼きにして柑橘類を絞っていただくと、その味と香りを存分に堪能できます。
ちなみにマツタケの香りはマツタケオールとケイ皮酸メチルという成分が生み出していて、これらの成分には食欲や消化を促す作用があります。
マツタケはほかのきのこ同様栄養価が高く、さまざまなビタミン群に加え、ナトリウムやカリウムなどのミネラル類、亜鉛や食物繊維を豊富に含んでいる万能食品です。
といってもかなり高価なので、なかなか気軽に購入することはできませんが、秋の味覚のひとつでもありますので、たまには食べたいものです。

マツタケの食べ方

マツタケは香りを楽しむ食材なので、より香りが活きる調理方法を摂り入れたいもの。
少量のマツタケでも満足度が高い料理が「松茸ごはん」です。
研いだお米にマツタケを加えて炊くだけの簡単レシピですが、作り方はいろいろあります。
人参や油揚げを入れて炊き上げるレシピも美味しいですが、マツタケの香りをより楽しみたいのであれば、昆布と塩のみで炊くのがおすすめです。

また、こちらも少量で香りを楽しむことができる「土瓶蒸し」にもチャレンジしてみてはいかがでしょう。
土瓶蒸しというと家庭では難しそうな印象がありますが、意外と簡単につくれてしまいます。
土瓶がない場合はお鍋に作ってお碗に盛りつけばOKです。

土瓶蒸しは、だし汁に醤油と塩、砂糖を加えて調味し、そこにマツタケとエビやかまぼこ、鶏肉などを入れて煮ます。
アクが出てくるのでできるだけ丁寧にアクを取り除くと、上品な味に仕上がります。
煮えたら三つ葉をちらして完成です。
三つ葉は食べやすく切って散らすのもよいですが、切らずに2本ほどまとめて結び、碗にのせると懐石風でおしゃれです。
だし汁のだしをとるのが面倒だという人は、白だしを使ってもよいと思います。
この場合、マツタケの風味が損なわれないよう、白だしの入れ過ぎに注意してください。